オープンソースのネットワーク管理システムが続々登場

オープンソース システムとネットワーク管理の分野は、GroundWork Open Source、Hyperic、Zenossが近く出す新製品の話題で持ちきりだ。各社の新製品に盛り込まれる新しい機能には、クラウド コンピューティングの強化、仮想化、ネットワーク管理、Java アプリケーション サーバー機能の強化などがある。

各オープンソース ベンダーは、経済が後退する環境にあって自社の市場シェア拡大を狙っている。オープンソース ベンダーは互いに競争しているが、プロプライエタリな製品を販売しているHP、IBM、CA、BMC Softwareといった大手と競争した方が、得るものは大きい。

Zenoss は、近くリリースを予定している製品がシェア拡大のきっかけになると見ている。Zenoss のコミュニティ担当バイスプレジデント Mark Hinkle 氏は取材に対し、『Zenoss Core』と『Zenoss Enterprise』のバージョン2.3が来週リリースされると述べた。Hinkle 氏によると Zenoss 2.3 の特長は、『VMotion』のイベントをリアルタイムで検知するといった深い仮想化監視機能を備えていることだという。VMotion とは、実行中のバーチャルマシンのインスタンスを別の物理的なマシンに移すことができるVMwareの技術だ。Zenoss は『JMX』(Java Management Extensions) サポートによる Java EE アプリケーション監視機能も強化した、と Hinkle 氏は述べている。

『Microsoft Windows Server』の管理も Zenoss が注力している分野だ。Hinkle 氏は、Windows のシステムを監視するための『Windows Management Interface』(WMI) へのクエリーに、Zenoss は『Samba』を採用したと説明した。Samba は Windows と『Linux』サーバー間のファイル共有によく使われる。

オープンソースの監視ツールベンダーである GroundWork Open Source も、『GroundWork Monitor』製品の新バージョンのリリースに力を注いでいる。同製品のリリースに先立って、GroundWork は先週、『Network Management Suite』(NMS) をバージョン2.1にアップデートした。NMS は『GroundWork Monitor Enterprise』ファミリの1つで、新バージョンは4つのモジュールで構成されている。ネットワークマップのレンダリングツール 『Weathermap』、ネットワーク トラフィック分析ツール『Cacti』、ホストごとのトラフィックや稼動状況をレポートするツール『ntop』、ネットワーク検出ツールの『NeDi』の 4つだ。

オープンソースのシステム管理ツールベンダーの Hyperic は、このところクラウド関係に注力している。『Hyperic HQ 4.0』は今月リリースの予定で、パブリックベータ版がすでに出ている。

引用:japan.internet.com