インテル、組み込みOSベンダーのウインドリバーを買収

 米国Intelは6月4日、組み込みシステム向けOSベンダーのWind River Systemsを買収することで合意したと発表した。買収額はおよそ8億8,400万ドルで、組み込みシステムやモバイル・デバイス向けプロセッサ市場での競争力を高めるのが狙い。

  Wind RiverはリアルタイムOS分野で高い市場シェアを持つ「Wind River VxWorks」や「Wind River Linux」などのソフトウェアを開発、販売している。今回の買収は、Wind Riverの株式1株当たり11ドル50セントの現金をIntelが支払う形式で行われる。

  Intelは声明文の中で、今回の買収は、長年大きなシェアを確保し続けてきたPC市場をベースとして、さらに拡大を目指す計画の一環であるとしている。 Intelのバイス・プレジデント兼ソフトウェア&サービス・グループ ジェネラル・マネージャーのレニー・ジェイムズ(Renee James)氏は、「今回の買収で市場トップのソフトウェア資産と優秀な人材がもたらされることで、Intelは組み込みシステムやモバイル・デバイスの 性能をさらに高められるだろう」と述べている。

 すでにWind Riverの取締役会は今回の買収契約を承認している。規制当局の承認やその他の買収条件での合意を待ち、買収完了は今年夏になる見込み。

引用:コンピュータワールド