サン、「JavaFX」のオープンソース化を推進

 米国Sun Microsystemsはこのほど、同社のRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)開発・実行プラットフォーム「JavaFX」のオープンソース化に注力していく方針を明らかにした。

 JavaFXは、デスクトップPCやモバイル端末向けにRIAを開発するためのプラットフォームとして12月4日に正式リリースされた。

 オープンソースへの積極的な関与で知られているSunだが、 JavaFXについては、コンパイラやグラフィックス・ライブラリのエレメントなど、一部のコンポーネントだけがGPLv2ライセンスの下で公開されるに とどまっている。そのほかの主要コンポーネントは、依然として非オープンソース・コードのままだ。

 Sunのクライアント・ソフトウェア・グループで副社長を務めるジート・カウル(Jeet Kaul)氏は、こうした状況を変えるべく、JavaFXのオープンソース化に積極的に取り組む方針を訴えている。

 「ライセンスされたコードに依存している部分についてはオープンソース化できない。われわれはそうした依存を排除し、非プロプライエタリな部分をオープンソース化することを目指している」(カウル氏)

 またカウル氏によると、SunはJavaFXに関連した新たなファイル・フォーマット仕様を近く公開する予定だ。

  さらに同氏は、JavaFXの最新のロードマップにも言及した。それによると、現在ベータ段階にある「JavaFX Mobile Platform」は2009年3月までに正式リリースされ、「JavaFX Visual Designer」も2009年半ばにリリースされる予定である。

 現在、RIAプラット フォーム市場では、米国Microsoftの「Silverlight」や米国Adobe Systemsの「AIR」が、JavaFXの強力なライバルとして立ちはだかっている。そうしたなかSunは、Javaの高い普及率を最大限に生かすこ とで、JavaFXを優位に導く戦略を推し進めようとしている。今回明らかにされたオープンソース化計画も、そうした戦略の一環だと言える。

引用:Computer World