iPhone用ソフト開発 音声入力で6言語を21言語間で翻訳

独立行政法人「情報通信研究機構」(NICT、精華町)は、米国アップル社の携帯端末「iPhone(アイフォーン)」に日本語、英語、中国語、ベ トナム語、インドネシア語、マレー語の6言語で音声入力すると、21言語から希望する言語の翻訳文を表示するソフトを開発した。6言語間では翻訳文を読み 上げる機能もある。旅行会話に特化させる予定で、民間企業と実用化を目指す。

通信環境や文の長さなどで異なるが、例えば「お薦めのお土産は何ですか」と音声入力すると、6言語間であれば約3秒後に翻訳文が表示され、合成音 声で読み上げる。現在のところ、ドイツ語、フランス語、ロシア語や韓国語など15言語への翻訳は文字表示のみで、翻訳文の読み上げには順次対応していく。

アイフォーンと、NICT施設内の音声認識サーバーとインターネットでつなぐ仕組み。日本語-英語で約100万文、日本語-中国語では約50万文、その他の言語間では約16万文を翻訳できる。

06年から研究を開始。言葉認識の精度を高めるため、日本で約4000人、英語圏で約1000人、中国・台湾で約700人の音声サンプルを採取した。

開発費は明かしていない。同機構けいはんな研究所の中村哲所長は「多言語に対応させる音声認識の技術開発が難しく、民間企業では限界がある。入国ビザの緩和で急増している訪日外国人向けに貸し出すビジネスも展開できる」と話している。

 

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